無肥料栽培Q&A

 

Q. シードマイスター協会は、なぜ無肥料栽培にこだわるのでしょうか?

 

A. 私共は、ただこだわっているわけではありません。

食物アレルギーやアトピー、化学物質過敏症など、誰でも食べられる野菜を生産し、求めている方へ供給することを目的として、普及、啓蒙活動のために協会を設立しました。

 

農家としてのプライドといいましょうか、最大限の安心安全な農法とは、農薬はもちろん、肥料も全く使わず、しかも種までこだわり、品種改良のような化学的処理をしていない、種子消毒もしていない、昔ながらの固定種を自家採取していくことを基本としています。

 

 

 Q. F1種と固定種の違いは?

 

 A. F1品種とは、遠い品種の掛け合わせであり、大量の農薬や化学肥料を使用し、化学処理を施して品種改良を行なっている種子のことです。化学物質過敏症の方は、このような品種改良をした種から作った野菜を食べると反応してしまい症状が悪化するという事例が沢山あります。

 

 種とは、本来、畑で自家採種をした種が最も良いのですが、無ければ昔ながらの固定種(固定種でも無農薬とは限りません)を使って栽培します。

 

固定種とは、1つの品種を選抜して採り続けた種のことです。化学処理を施していないものが多いので、私共は、自家採種の前段階として固定種を選ぶことを推奨しています。

 

 

 

Q. 有機肥料と無肥料の違いは?

 

 A. 一般的な慣行農法では化学肥料の施肥量が定められていますが、有機農法で使われる有機肥料には使用する量が定められていません。

 

また、有機肥料は資材に動物性の糞を使うことが多く、牛や豚、鶏が食べていた餌の中には

化学肥料で作られたトウモロコシや大豆などを主な原料とした餌が多く使われています。

 

餌には化学物質や薬品処理をしているものが多く、化学物質が残留している糞尿類を肥料資材として堆肥を作っていることが多いのが現状です。この堆肥を野菜に施肥すると残留している動物性肥料を吸いあげてしまい、食物連鎖により食べた人間にも悪影響が出てくるのです。

 

一般的な無肥料栽培でも植物性堆肥を使用することが多いのですが、植物性堆肥でさえもコイン精米機からもらってきた農薬を使った米ぬかであったり、除草剤を使った河川敷の草や道路の草などを堆肥にすることが多く、このたて化学物質が野菜に残留し、やはり食物アレルギーや化学物質過敏症の方は症状が悪化してしまう原因となることがあります。

 

協会で作っている野菜は、全く何も使わない、何も入れない、自家採種の種で無肥料栽培をした野菜を主としています。このような栽培方法で作った野菜こそ誰でも安心して食べられる野菜なのです。

 

 

 

Q. 無肥料栽培と他の栽培方法との根の違いは?

 

A. 肥料や堆肥を使うと根が堆肥を吸収するため過剰に堆積します。また、F1種は根が真っ直ぐ伸びず、横に伸びるという性質があり、根が浅いところで止まります。根の長さが短いのもF1種の特徴ですが、その分肥料取り込みながら早く成長します。必要のない栄養過多、すなわち、メタボ状態の野菜ができるのです。

 

固定種で全く何も入れない栽培方法だと、根は栄養素を探してとことん土の中深くまで伸びていきます。その結果、台風や大風による被害にも遭わず、強い根となり、また病害虫にも強くなれるのです。但し、成長する時間は、F1種よりも長くかかります。じっくりと成長していくからです。

 

 

 

Q. 見た目の違いは?

 

A. 品種改良された最近の種を使ったF1種は、大量の肥料を使うので、色も鮮やか(濃い)ですが、昔ながらの固定種は比較的色が地味(薄い)です。

特にF1種で作った葉ものは色が濃いものが多く、その理由として化学肥料により蓄積された硝酸態窒素過多の場合が多く、そのような野菜を食べ続けることはおすすめできません。

 

無肥料栽培の場合は、より色が薄く感じるでしょう。硝酸態窒素も含んでいますが、それは自然の中の要素なので安心してお召し上がりいただけます。

 

 

 

Q. 味の違いは?

 

A. 無肥料栽培の野菜は、スッキリとした味です。

特に食べた後の後口感がスッキリとしていて、口の中に何も残らないという印象です。

 

それに比べて、有機肥料はいつまでも口の中に残留感があります。

自然なものはすっと消えていきます。自然と分解されます。

化学的なものはいつまでも残ります。いつまでも分解されません。

それは、味でも、香りでも、匂いでも同じ傾向があります

 

 

 

Q. 調理した時の違いは?

 

A. 品種改良された野菜は、急激に大きくするために水分を多く含みます。

その結果、一般的にはみずみずしいという表現のような野菜になっています。見た目が大きくきれいに見えますが、実は、水膨れです。

 

固定種・無肥料栽培の野菜は、中身が詰まっていて固いというイメージがあります

また、野菜をカットするとその野菜本来の香りが周辺まで拡がっていくのも無肥料栽培の特徴です。

 

 

 

 

 

Q. 体に及ぼす影響の違いは?

 

A. 化学物質過敏症や食物アレルギー の方は、一般的なスーパーで売っているものや、有機栽培の野菜でも反応してしまい、症状が悪化するので食べるものがないという話をよく聞きます。

 

それに比べて、無肥料野菜で特に自家採種した野菜は、「これこそ体が欲する野菜」と表現される方もいるほど自然と体にスーッと入っていくものなのです。

食べるとホッとするそうです。

食べて体が痒くなる野菜と、身体が求めるホッとする野菜の違いが無肥料栽培とその他の野菜の大きな違いです。

 

 

 

Q. 無肥料栽培野菜をずっと食べ続けるとどうなる?

 

A. 免疫力が上がり、健康になります。

精神的に落ち着きが出てきます。

カリカリとしない安定した生活を送るには、無肥料栽培・自家採種野菜を食べ続けることです。